「お葬式に100万や200万も本当に必要なのか?どんなお金がかかるのか?」このような疑問がある方に
- 葬儀に必要なお金とは何なのか?
- 100万以下で葬儀する方法はないのか?
について詳しくまとめました。
実際に葬儀を行えば香典などの収入もありますので、トータルでいくらぐらいの出費になるのかについても書いてあるので参考にしてみてください。
一般的なお葬式なら100万~200万のお金は必要
一般的なお葬式とは親戚以外に故人の友人や知人などもお呼びし、お通夜と告別式の2日間の日程で食事の手配やお坊さんに読経をお願いするお葬式のことです。
鎌倉新書が調査した「第3回お葬式に関する全国調査」では、2013年・2015年・2017年の全国平均費用が200万近い金額となっています↓
葬儀費用の平均金額 | |
2013年 | 202万9020円 |
2015年 | 183万9735円 |
2017年 | 178万2516円 |
上記の金額には葬儀一式の費用・飲食費や返礼品が含まれており、僧侶へのお布施は含まれていません。そのため、お布施も含めた総額にすると、200万前後のお金が必要というのが分かります。
では、どんな費用はかかっているのか?
葬儀に掛かる「①葬儀一式の費用」「②食事や返礼品の費用」「③僧侶のお布施」の3つの内訳に分けて詳しくご説明いたします。
①葬儀一式の費用
葬儀一式の費用とはお葬式を行う基本的な費用になります。除外できる物もありますが、以下の項目にお金が必要です↓
寝台車・ドライアイス・安置施設・棺・骨壺・火葬代・人件費・式場費・死化粧・遺影写真・祭壇・受付セット・道案内看板・マイクロバス・供花・枕飾り/後飾り・僧侶の仏具
一般的なお葬式ですと葬儀一式にかかる費用の平均が145万9091円となっています。
②食事や返礼品の費用
食事とはお通夜に振舞う「通夜振る舞い」と告別式の後に食べる「精進落とし」のことで、それぞれ1人に付き5000円前後が相場となります。
参列して頂いた人には返礼品を用意するのが一般的で、1つ500円~2000円くらいの品物を準備しておきます。
仮にお通夜に60人、告別式に20人が参列した場合の食事や返礼品の費用をシュミレーションすると、これくらいの金額が目安です↓
- 通夜振る舞い60人分×5000円=30万
- 精進落とし20人分×5000円=10万
- 返礼品1つ1000円×50人分=5万円
- 合計45万円
※返礼品は1人1個お渡しするため、お通夜と告別式の2日間来られる方も想定し50人としました。
※通夜振る舞いについては地域によって身内のみにしか用意しない所もあります。
ザックリとした計算ですが2日間の参列人数が80人くらいだと45万程のお金が必要となります。
③僧侶のお布施
僧侶にお渡しするお布施とは、葬儀中の読経や戒名をつけてもらったお礼にお渡しするお金で、基本的にはお気持ちで金額を決めます。
ただ、大体の相場はあり、一般的な2日間のお葬式ですと40万前後お渡しすることが多いです。
※菩提寺(お付き合いしてるお寺)によっては100万のお布施が必要だったりしますので、詳しくは住職さんに確認してください。
ここまで一般的なお葬式にかかる相場について説明しましたが、それぞれの金額を足すと230万になりました↓
- 葬儀一式の費用:約145万
- 食事や返礼品の費用:約45万
- 僧侶のお布施:約40万
- 合計:約230万
お葬式にかかる費用が230万とシュミレーションされましたが、一般葬なら香典収入があるのでいくらか出費が減ります。
知人や友人からは1人5,000円~10,000円、親戚だと1人から10,000円~50,000円ほど頂けるので、仮に香典収入が70万だとした場合の出費は【230万-70万】=160万となります。
あくまでシュミレーションですが、一般的なお葬式だとこれくらいの金額がかかることを覚えておいてください。
家族葬でも100万以上は必要になる
家族葬は親しい人達(主に親戚)を中心としたお葬式なので、参列人数が少なくなるのが特徴です。
そのため、参列者が多い一般葬より家族葬の方が費用を抑えられますが、思っているほど安くなるわけではありません。
では、先ほどシュミレーションしたように、家族葬だといくら必要なのかを説明いたします。
鎌倉新書の「第3回お葬式に関する全国調査」では、家族葬にかかる葬儀一式の費用が91万1544円となっています。
食事と返礼品については参列者を20人だとすると
- 通夜振る舞い20人分×5000円=10万
- 精進落とし20人分×5000円=10万
- 返礼品1つ1000円×20人分=2万円
- 合計22万円
僧侶のお布施は2日間の葬儀なら40万前後が相場なので、全て合計すると以下の金額くらい必要です↓
- 葬儀一式の費用:約91万
- 食事や返礼品の費用:約22万
- 僧侶のお布施:約40万
- 合計:約153万
家族葬は参列者が少ない分費用が安くなると思ってる方も多いですが、実際は100万以上掛かることが多いです。
また、家族葬だと香典を辞退される方も多く、全ての出費を負担すると一般葬と大して変わらないこともあります。
仮に参列者から香典を頂いた場合で(20人×1万~5万)=50万集まったとしても、100万円くらいの出費となります。
家族葬といっても100万以上のお金が必要という事を覚えておいてください。
※ちなみに東京の葬儀社が調査した家族葬の平均費用は約100万です。この金額には食事やお布施は含まれていないので、総額にすると150万ほど必要になります。
参考:エンディングデータバンク
家族葬にかかる費用については下記の記事で詳しく説明しています。実際の見積りも載せているので参考にしてみてください↓
100万以下の葬儀にするなら
一般葬や家族葬だと100万以上のお金が必要ですが、「一日葬」や「直葬」という葬儀方法なら100万以下でお葬式することが可能です。
では、「一日葬」と「直葬」の葬儀内容や費用についてご説明いたします。
一日葬について
一日葬とはお通夜を省き告別式のみ行う葬儀方法で、1日だけのお葬式なのでお金だけでなく体力的な負担も減らせるのがメリットになります。
ただ、一日葬と言っても葬儀一式の平均費用が63万9773円かかるので、食事や僧侶のお布施を含めると100万近くのお金がかかることが多いです。
一日葬だと親戚だけという葬儀も多いですが、知人や友人などをお呼びする一日葬にしても構いません。
一般の参列者もお呼びすれば香典収入が見込めるので、参列者の数によっては出費を50万以下に抑えることもできます。
直葬について
直葬(火葬式)とはお通夜と告別式を省いた火葬のみ行う葬儀方法です。火葬代・安置費用・役所の手続き・骨壺・棺・人件費などしか掛からないので、大幅に費用を抑えることができます。
利用する葬儀社や地域によっても金額は変わりますが、火葬代金を自治体が負担している地域であれば20万以下に抑えられます。
火葬代金が高い東京でも20~30万で直葬することが可能です。
安い葬儀社を探すことも重要!
葬儀費用には定価がないため、葬儀社によって価格設定はバラバラです。同じ葬儀内容で数十万の差が出ることは多々あるため、3~5社を目安に比較してから選ぶようにしましょう。
費用を比較する際は必ず見積りを取ってください。葬儀社のホームページに書いてあるプラン金額だけ比較しても、どこが安いかは分かりません。1社ずつ見積りを取ってから比較するようにしましょう。
1社ずつ見積りを取るのが大変な場合は「葬儀の一括見積りサイト」を利用すると短時間で複数の葬儀社が比較できます。
葬儀の一括見積りサイトについては、こちらの記事で詳しく説明しているので参考にしてみてください↓
他にも最近利用者が増えている格安葬儀社を使うと相場より安くお葬式することができます。
例えば「小さなお葬式」という格安葬儀社だと以下の金額で利用可能です↓
- 小さな一般葬プラン:63万8000円
- 小さな家族葬プラン:48万8000円
- 小さな一日葬プラン:33万8000円
- 小さな火葬式プラン:18万8000円
- 小さなお別れ葬プラン:14万円
上記は葬儀一式の費用だけなので食事や返礼品・僧侶のお布施は別途必要ですが、それでも家族葬や一日葬を100万以下に抑えることも難しくありません。
「小さなお葬式」は葬儀一式の費用が相場の半分くらいなので、食事や返礼品・お布施をプラスしても安くお葬式することができます↓
葬儀形式 | 全国平均費用 | 小さなお葬式 |
一般葬 | 1,459,091円 | 638,000円 |
家族葬 | 911,544円 | 488,000円 |
一日葬 | 639,773円 | 338,000円 |
直葬 | 20万~40万 | 188,000円 |
「小さなお葬式」は格安葬儀社の中で1番利用されている会社で、利用者の数は年間3万5000件以上あります。
2017年には葬儀受注件数が日本一となった会社ですので、安くて安心できる葬儀社を探しているなら「小さなお葬式」を検討してみてください。
※事前の資料請求で割引が受けられます。資料請求は無料でメールでの送付を選べば10分程で資料が送られてきます。
小さなお葬式の詳細は資料請求しても確かめられますが、こちらの記事でも詳しくご説明しています↓
まとめ
一般的なお葬式を行うと200万近くのお金が必要で、家族葬でも100万以上かかることがほとんどです。
100万以下での葬儀を考えているなら一日葬や直葬という葬儀を選ぶか、格安葬儀の利用を考えてみてください。
コメントを残す