お葬式が終わってとりあえず一段落!と思うかもしれませんが、四十九日の法要や香典返しの準備、納骨・お墓の事などを考えていかなければなりません。
ですので亡くなってからの1年間はやる事が多く大変だと思います。
でも具体的にどんなことを行い、またどれくらいの費用がかかってしまうのかあまり分かりませんよね?
そこで今回は葬儀後に行う行事や費用について簡単に説明いたします。
目次
葬儀のあと1年以内に行う事
まずは葬儀あとに行う行事について簡単な流れを書いていきます。
・49日目:四十九日の法要
(お位牌や仏壇・お墓の準備)
・50日目:香典返しの発送
・365日目:一周忌
・8月15日:初盆(新盆)
1年間の行事を4つに分けました。100日目に行う「百か日忌」など、一般的には行わない法要は省いて説明していきます。
四十九日の法要(49日目)
亡くなってから49日目に行うのが「四十九日の法要」です。
仏教の場合、極楽浄土に行けるかの判定が下されるのが49日目であり、故人の冥福を祈り喪に服す期間を終える日(忌明け)にもなります。
忌明け(きあけ)となるので法要を行った後、食事をするのが一般的。
四十九日の法要で費用がかかるのが、お坊さんに渡すお布施と食事代・お返しの品になります。
では、それぞれを詳しく見ていきましょう。
お布施の費用
お布施費用の平均は5万円くらいになります。その内訳は
- お経代:3万円
- 食事代:5000円
- お車代:1万円
お坊さんが食事に行く場合は、食事代を抜けばいいと思います。
大体ですが、5万円くらい包むのが相場です。
食事の費用
四十九日の食事を「お斎(おとき)」と言います。費用は大体一人5000円くらい。
招待者なのですが、親戚だけでなく故人の親しい友人など呼んで構いません。しかし呼べば呼ぶほど食事代がかかってしまいます。
お返しの品(引き出物)
四十九日の法要に来ていただいた方には、お返しを用意しておきます。相場としては3000円から5000円くらい。
注意してほしいのは、香典返しとは別という事を覚えておいてください。
香典返しは、忌中(故人が亡くなって49日目まで)に頂いた香典に対してのお返し。四十九日の法要は来て頂いた方へのお返しです。
四十九日法要をする場所
法要する場所なのですが、自宅・お寺・会場など、どこでやっても構いません。
お金をかけたくないのであれば”お坊さんを呼び自宅で法要”してもらい、近所で会食するのが良いと思います。
もう少し詳しく四十九日の法要について知りたい場合はこちらを参考にしてください↓
香典返しの発送(50日目)
先ほども書きましたが、香典返しとは忌中(故人が亡くなって49日目まで)に頂いた香典に対してのお返しです。
基本的にはお葬式に来て頂いた方へその場で香典返しを行うのですが「2万円以上包んで頂いた方」にはさらにお返しの品を用意します。
また「葬儀に来れなく、後日香典が送られてきた方」にも、お返しの品を用意します。
これは故人が亡くなって50日目に郵送で送るのが一般的です。
お返し品の相場
例えば香典を2万円包んで頂いた方には、5000円から6000円程の品を贈ります。頂いた香典の3割くらいが相場です。
贈る品は最近だとカタログを送るのが一般的。これは葬儀会社にお願いしてもいいですし、そういった業者と直接やり取りしても構いません。
香典返しの詳しい詳細はこちらを参考にしてください↓
お位牌や仏壇・お墓の準備(49日の前)
一般的には四十九日までにお位牌・仏壇・お墓を準備します。
しかし、必ずしも必要というわけではありません。宗派によってお位牌は不要ですし、仏壇を置かない家もあります。
お墓も49日までに焦って探す必要はなく、骨は家に置きゆっくり探しても問題ありません。
時代は変化しており、納骨しないで家にお骨を置かれてる方も少なくないようです。
8月15日の初盆(新盆)
お盆は全国的に8月15日頃になるので、ここら辺の時期にお坊さんにお経を上げてもらいます。
費用相場は四十九日と同じで5万円程です。
初盆(新盆)は亡くなられてから初めてお盆を迎える時にやるのですが、四十九日よりも前にお盆がある場合は来年行っても構いません。
初盆(新盆)に呼ぶ方は身内や親戚だけでいいようですが、これといった決まりもないようです。
一周忌(365日目)
故人が亡くなった1年後に一周忌の法要を行います。
年忌法要のなかでは最も重要な法要となり、これでひと段落する事になります。
費用相場は四十九日の法要とほぼ同じで5万円、法要後は食事をして最後に引き出物をお渡しします。
この引き出物なのですが消えて無くなる物を渡すのが一般的で、洗剤、石鹸などの実用品、海苔、お菓子、お茶などの食品を渡すようにしましょう。
年忌法要一覧
一周忌が終わってからの法要は以下となります。
- 三回忌:2年目
- 七回忌:6年目
- 十三回忌:12年目
- 十七回忌:16年目
- 二十三回忌:22年目
- 二十七回忌:26年目
- 三十三回忌:32年目
三回忌までは友人や知人を招いてやるのですが、それ以降は親族だけで行います。
また、七回忌までは行い、十三回忌から二十七回忌までは行わない場合もあるようです。
”お葬式のあと1年以内に行うこと”まとめ
葬儀が終わってから大きく費用がかかるのが「四十九日の法要」「香典返しの発送」「一周忌」だと思います。
人数にもよりますが、10万から20万くらいはその都度かかってしまいそうです。
また、お位牌はさほど高くないですがお墓に関しては結構費用がかかるかもしれません。
もし「お墓を建てたくない・費用がない」と言う場合は永代供養をおすすめします。
永代供養の詳細はこちら↓
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