「喪主をやることになったけど、葬儀について全くわからない」という方も多いと思います。
だけど心配いりません。あなたの葬儀知識が0でも喪主を務めることはできます。
わたしも葬儀の知識が全くない状態で喪主を務めましたが、葬儀スタッフが全てサポートしてくれたのでトラブルもなく葬儀を終えることができました。
ここでは喪主のやることを細かく説明していますが、結論から言うと葬儀社を探して相談することが喪主の重大な仕事です。
お葬式中に喪主がやることも確かに大切ですけど、それよりも早いうちの葬儀社を探し相談することが納得いくお葬式をするためのポイントになります。
では、その理由も含め、喪主がやることについて詳しくご説明いたします。
喪主のやること
- 葬儀社を探す
- 参列者の選定と連絡
- 葬儀の日程を決める
- 参列者の対応や挨拶
- 葬儀代を用意する
- 葬儀が終わってからやること
喪主のやることを上記6つのパートに分けて、葬儀の前、最中、後にやることをご説明します。
①葬儀社を探す
最初にも説明しましたが、葬儀するにおいて事前に葬儀社を探し相談しておく事は重要です。
葬儀社が決まれば喪主のやることを全て教えてくれますし、じっくり内容を決めれるので葬儀後に後悔することも少なくなります。
亡くなってから葬儀内容を決めるとなると、短い時間で判断しなければならないので心残りになることも多くなります。
費用面でも高くなることが多いので、早めに葬儀社を探し内容をじっくり検討してください。
では、葬儀社との相談内容について簡単に説明しておきます。
葬儀内容を決める
まずは肝心の葬儀内容を決めていきます。
葬儀と言ってもやり方は色々で、一般葬・家族葬・一日葬・直葬と大まかに4種類に分かれています。
予算の都合や参列者の数などによって葬儀内容を決めていくので、ここは葬儀社のアドバイスを聞きながらじっくり検討してください。
葬儀する場所を決める
最近だと式場を借りて葬儀する方が多いですが、自宅を使用することも可能です。
自宅だと式場費が掛からないというメリットがありますが、部屋の家具を動かしたりするので事前の準備が必要となります。
一軒家ならさほど問題ないですが、マンションだと棺が通れるかも確認しなければなりません。
式場を借りる場合は、参列者がアクセスしやすいか?駐車場は?食事する場所は?遺族が止まる部屋は?バリアフリーに対応してるか?など、様々な点を見る必要があります。
葬儀社が持ってる式場だけでなく全国には貸し式場もたくさんあるので、相談すれば色々な場所の式場を案内してくれます。
安置場所を決める
安置する場所は主に3つあります
- 自宅
- 式場
- 専用施設
自宅安置する場合は部屋の片づけや、故人を運ぶストレッチャーが通れるかなどの確認が必要です。
式場の場合はこれといった問題はありませんが、専用施設に安置する場合だと葬儀の日まで故人と対面できないかもしれません。
亡くなってから葬儀までの間に故人と会いたいと言う親族もいますので、安置場所を専用施設にする場合はその点を確認してみてください。
僧侶の有無
菩提寺(お付き合いしてるお寺)があるなら電話番号だけ確認しておき、亡くなったらお坊さんと葬儀日程を決めてください。
菩提寺がなく僧侶に供養をお願いする場合は、葬儀社から手配するか最近利用者が増えている僧侶派遣サービスから手配することができます。
僧侶派遣サービスから手配するお坊さんのお布施は相場に比べ安いので、葬儀社から手配する金額と比較してから選んでみてください。
僧侶派遣サービスの中で1番利用者が多いのは「お坊さん便」という会社になります。
返礼品や料理を決める
来ていただいた方にはお礼の気持ちとして返礼品を用意します。葬儀社に依頼すれば1個500円くらいから用意が可能です。
料理については、通夜の席にお出しする通夜振る舞い、告別式の後に食べる精進落としとなり、何名分注文するかをある程度決めておくと安心です。
故人の交友関係や遺族の数などを判断し、葬儀社がアドバイスしてくれます。
必要な物や決めておく事
用意しておきたいものが遺影となる写真です。
免許証くらい小さい写真でも拡大してもらえますが、お気に入りに写真を飾るのがいいでしょう。
後は手続きの時にハンコが必要となるので用意しておいてください。
他には、食事の際に献杯の音頭をとる方(親戚の代表など)を決めたり、香典を受け取る受付係も決めておきましょう。
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②参列者の選定と連絡
葬儀をするにあたり頭を悩ますのが、参列者への連絡です。
まず、一般葬の場合は幅広く声をかけるので故人の交友関係や親戚に連絡すればいいのですが、故人の交友関係を知らないと苦労することになります。
携帯の電話帳を見ても誰と仲が良かったのかは分からないので、どなたに声をかければいいか大変だったという方もいます。
できるなら、葬儀には誰を呼んで欲しいか確認しておくといいでしょう。
次に参列者を限定する家族葬なのですが、基本的には親戚を中心としたお葬式を行います。
ただ、どこまでの親戚を呼べばいいのか悩む方も多く、後から「なぜ呼んでくれなかったんだ」とお叱りを受けることもあります。
家族葬については参列者の選定がとても難しいので、葬儀社にもアドバイスをもらいながら決めてみてください。
亡くなってから誰を呼べばいいか決めるのは大変なので、予め通知リストを作っておくと万が一の時に慌てることもありません。
※医師からもう長くないことを伝えられたら、危篤の際に呼ぶ親戚に病院の場所や連絡先などを伝えておきましょう。
③葬儀の日程を決める
亡くなってからになりますが、葬儀日程の決定は喪主や遺族が行います。
ただし、僧侶や火葬場の空き状況を確認しながら決めるので、必ずしも自由に決めれるわけではありません。
ここで1つアドバイスですが、できるだけ参列者の都合も考えて日程を選んで下さい。
例えば、遠方から来られる方がいる場合、連絡した翌日に葬儀だと宿泊施設の予約ができない場合があります。
お仕事されてる方の都合も考え、できれば亡くなってから3日くらい余裕を持った方がいいでしょう。
地域によっては亡くなった翌日に葬儀するのが一般的なところもあるので、その辺は葬儀社に確認してみてください。
④参列者の対応や挨拶
お通夜や告別式の葬儀中に喪主がやることは、主に参列者への対応や挨拶となります。
葬儀中の流れについてはスタッフが全て指示をしてくれるので特に迷うことはありません。
参列者の方は大体喪主(または遺族)の人に声をかけるので、来ていただいた方にお礼の言葉を述べたり、お話ししたり、食事の席ではお酒を注ぐなどして、おもてなしすることが喪主の役目となります。
他にも喪主がやることがいくつかあるので、簡単に説明しておきます。
供花の並び順や名前のミスがないか確認する
参列者(主に親戚)からは供花が贈られてきます。
供花は祭壇の横に並べられ頂いた方の名前が書かれた木札が付くのですが、名前のミスがないかしっかりチェックしてください。
あとは、故人から見た親戚の関係によって供花の並び順も違ってきます。
並び順が違うことで腹を立てる方もいるので、葬儀社や詳しい親戚の方にアドバイスをもらいながら順番を決めてみてください。
弔辞を読む方を決めておくと
都合が合わなく葬儀に来られない方から弔電(お悔やみの電報)が届くことがあります。
沢山届いた場合は数通だけ紹介するのですが、弔辞を読む方は故人と親交の深かった方にお願いします。(主に親族)
誰に読んでもらうかをあらかじめ相談しておくといいでしょう。
出棺前や葬儀が終わった時の挨拶
喪主が葬儀中に挨拶する場面は、主に出棺前や葬儀が終わった後です。
感謝の言葉を述べたり故人のエピソードを簡単に紹介するので、どんな挨拶をするか事前に考えておきましょう。
※葬儀社に相談すれば、挨拶の例文など教えてもらえます。
どのタイミングで挨拶するかについては葬儀社が全てサポートしてくれるので心配いりません。
⑤葬儀代を用意する
葬儀代の支払いは基本的に喪主がおこないます。
ただし、費用を全て喪主が負担するというわけではありません。
基本気には故人の遺産から葬儀代を捻出するので、その費用をあらかじめ用意しておくのが喪主の役目となります。
ただし、相続トラブルにならないよう、遺産を分ける人とは故人の通帳から葬儀代を引き出したことを伝えてください。
※故人の通帳は亡くなった後に凍結される可能性があるので、早めに引き出しておきましょう。
⑥葬儀が終わってからやること
葬儀が終わってからも喪主のやることは色々あります。
お葬式には来れず供花や香典・電報だけ頂いた方にはお礼の手紙を送ったり、49日後には法要、そのタイミングで香典返しを贈るので準備が必要です。
あとは、故人の遺品整理や役所への手続きなど、亡くなってから1~2ヵ月は忙しいでしょう。
葬儀後にやることについては葬儀社もアフターサポートしているので、何をすればいいか聞いてみてください。
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まとめ
喪主のやることは色々とあり大変です。
特に葬儀の内容を決めるのには頭を悩ませますので、早いうちから準備に取り掛かることをおすすめします。
満足の行くお葬式にするには葬儀社の対応や金銭面で納得できるかが重要ですので、何社か相談し見積りやスタッフの対応などを比較しながら選んでいきましょう。
特に費用については同じ内容なのに何十万と差が出ることが多いので、できるだけ多くの葬儀社を比較した方が安い所を見つけることができます。
「葬儀の一括見積サイト」を利用すると、短時間で複数の見積りを取ることが可能です。
価格も安く評判の良い葬儀社を中心に紹介してくれるので、うまく活用してみてください。
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