「式場に置かれている祭壇は必要あるのか?できれば費用を抑えたいけど、祭壇がないと困ることはある?」
結論から言ってしまうと祭壇を用意しなくてもかまいません。
実際に祭壇なしでお葬式される方もいますので、不要だと思うなら用意しなくていいでしょう。
では、祭壇がないと困ることはあるのか?祭壇を置く意味は何なのか?
これらの詳細を説明しますので、祭壇が必要であるかの判断材料にしてみてください。
お葬式に祭壇を置く意味とは?
かつて土葬だった時代は白木で作った輿(こし)に棺を入れて墓地まで運んでいました。
その輿の部分が現代でいう「白木祭壇」にあたります。
説明だけでは分かりずらいので1909年の葬儀風景を載せておきます↓
輿の部分が祭壇に似ていますが、これが祭壇の始まりとなっているものです。
ちなみに白木とは「皮を削っただけで何も塗られていない木」のことで、白木祭壇とはこのような祭壇となります↓
では、祭壇を飾る意味とは何なのか?というと、今現在だと式場を華やかに飾る意味合いが大きいです。
今は白木祭壇ではなく花祭壇にされる方も多く、式場の雰囲気を華やかにするためだけに置いているので、必要性を感じないなら祭壇なしのお葬式でもいいかと思います。
葬儀社からは利益確保のため祭壇の必要性を説明してくるかもしれませんが、祭壇がないからと言って故人が寂しがったり・宗教的に問題があるわけではないので、いらないのでしたらハッキリ断ってしまいましょう。
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祭壇を置かないと困ることはある?
困ることはありませんが、祭壇を置かないと寂しい雰囲気になってしまうのが問題の1つです。
葬儀には祭壇が付き物と思ってる方が大半ですので、やはり祭壇がないだけで式場は寂しくなります。
葬儀社も式場の大きさによって祭壇のサイズを変えるのですが、これは大きい式場に小さい祭壇だと寂しく感じてしまうという理由なので、やはり祭壇なしだと見た目の寂しさは大きいようです。
ただ、最近は家族葬など親しい人達だけで行うお葬式が増えているので、それなら祭壇なしでもいいのではと思います。
一般会葬者がいるお葬式ですと祭壇無しではみずほらしさが気になってしまうかもしれませんが、親戚や遺族だけの葬儀でしたらあまり気にしなくてもいいでしょう。
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祭壇がない場合のメリット
祭壇がない場合のメリットは葬儀費用が安くなるという点です。ちなみに祭壇だけで10万~50万の費用がかかっています。
祭壇は葬儀社によって値段が違い、豪華であるほど高くなります。また、祭壇の定価というものがないので価格設定は葬儀社の言い値で決まり、高い所は貧相な祭壇で10万や20万も取られたりします。
葬儀社によっては基本オプションに祭壇費用が組み込まれていて除外できない場合もありますが、個別にオプションを付けて葬儀内容を提案する所もあるので何社か相談してみるといいでしょう。
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まとめ
祭壇を飾るのは式場を華やかにするためですので、必要性を感じないなら用意しなくてもかまいません。
祭壇がなければ10万~20万は安くなるので、葬儀費用の節約にもつながります。
葬儀費用を安くする方法は他にも色々あるので、こちらの記事も参考にしてみてください↓
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