お金がなく葬儀費用が払えないなら分割(ローン)にする方法もありますが、どこで借りればいいか分からない方も多いと思います。
分割といってもやり方は色々あるので、ここではそれぞれのメリットや注意点、おすすめの借り方を書きました。
また、分割にするには審査があり必ずしも利用できるわけではありません。
万が一審査に通らなかった場合、どうしたらいいかについても書いてあるので合わせてご覧ください。
目次
葬儀費用を借りるのにおすすめな所は?
葬儀費用が借りられる所は、葬儀社・銀行・消費者金融などですが、この中でもおすすめなのが葬儀社になります。
では、その理由とそれぞれのメリットやデメリットについてご覧ください。
葬儀社が提携してるローン会社を使う
分割(ローン)する方法で1番おすすめなのが、葬儀社が扱ってる葬儀ローンを利用することです。
※提携してるローン会社はオリコ(セレモニークレジット)やJACCSなど。
おすすめの理由は
- 審査が数時間と早い
- 審査が通りやすい
- 手間がかからない
分割(ローン)の中でも借りやすいというのがメリットで、葬儀社に言えば必要な手順を全て教えてくれるので手間もありません。
デメリットとしては、金利がやや高いのと分割を扱ってる葬儀社が少ない点です。
大手の葬儀社なら大体扱ってますが、中小企業だと現金払いの所がまだ多くなっています。
金利については7%~10%くらいとなっており、銀行で借りるよりも少し高めです。
銀行の葬儀ローンを利用する
銀行では、フリーローン・多目的ローン・メモリアルローンといった商品名で葬儀費用のローンを取り扱っています。
銀行によって金利は違いますが、大体5%前後と安いのが魅力です。
ただし、審査までに2週間くらいかかったり、融資までのスピードが遅いのが難点となります。
また、銀行によっては審査が厳しい(条件がある)場合もあるので、葬儀社よりも借りにくいのがデメリットです。
消費者金融を利用する
アコムやプロミスなどの消費者金融からも葬儀代を借りる事はできますが、金利が高めとなっています。
借りる金額や審査によって金利が変わり、高いと18%くらいになるので、銀行や葬儀社の分割(ローン)ができなかった最終手段にするのがいいでしょう。
※銀行よりも借りやすく融資のスピードも速いのがメリット
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月々の返済額と分割手数料について
例えば100万円を実質年利7.20%で借りた場合だと、月々の返済額や利息はこのようになります。
支払い回数 | 60回 |
借入金額 | 100万 |
合計支払額 | 119万3713円 |
月々の支払い | 1万9895円 |
今回のケースだと100万借りた場合、利息は19万3713円です。
分割回数が少なければ利息も少なくなりますし、支払い回数が多ければ利息は高くなります。
無理のない返済計画を考えた上で、分割回数を決めてみてください。
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葬儀ローン(分割)の審査が通らない場合
審査に通らないと何とかしてお金を集めなければなりませんが、できることは色々あります。
分割(ローン)を利用するにしても、知っておくと役立つ情報も書いてあるので参考にしてください。
葬儀費用を安く抑えること
お金がなければできるだけ葬儀代を抑えるしかありません。
一般的なお葬式を行うと200万前後かかりますが、葬儀の規模を簡素にすれば15万以下に抑えることも可能です。
お葬式のやり方には一般葬・家族葬・一日葬・直葬の4種類があり、それぞれの相場はこのようになっています。
- 一般葬の平均費用:約200万
- 家族葬の平均費用:約150万
- 一日葬の平均費用:約100万
- 直葬の平均費用:約30万
※上記はあくまで相場です。詳しくは「葬儀費用の相場」をご覧ください。
葬儀方法で一番安いのが直葬と言われる火葬のみ行うお葬式で、お坊さんを呼ばず安い葬儀社を利用すれば15万以下に抑えることも可能です。
安い葬儀社を見つける方法はとにかく見積りを取って比較すること。
あとは、最近利用者が多くなってる格安葬儀社を利用することです。
代表的な格安葬儀社だと「小さなお葬式」と「よりそうのお葬式」が有名で、この2社の最低費用はこのようになっています↓
小さなお葬式 | よりそうのお葬式 | |
プラン名 | 小さなお別れ葬 | シンプルプラン |
価格 | 86,900円 | 89,100円 |
利用する地域によっては火葬料金が必要だったり、火葬までの日数が長くなると安置費用が別途かかりますが、普通の葬儀社に依頼するよりは安く抑えられます。
※事前に資料請求することで割引が受けられます↓
葬儀社に分割できるか相談する
現金で葬儀代を支払う場合、お葬式が終わってから1週間以内に一括払いとしてる所が多いですが、相談すれば支払い期限を延ばしてくれたり、分割に対応してくれるところもあります。
ただし、必ず葬儀前に相談してください。
葬儀が終わってから「お金がありません」では葬儀社に対して失礼ですし訴えられたりするので、必ず事前に相談するようにしましょう。
遺族のことを思ってくれる葬儀社なら、できるだけお金を掛けないお葬式を提案してくれるので、早めに何社か相談し対応が良い所を探してみてください。
クレジットカード払いにする
クレジットカードで支払えれば、返済を分割(リボ払い)にすることができます。(カードによってはできない場合もあり)
分割手数料は15%前後と高めですが、クレジットカードを持っていればいいので審査は必要ありません。
ただし、カードの限度額に注意してください。
※カード会社に申請すれば一時的に限度額を引き上げてくれます。
香典や葬儀の補助金を当てにする
葬儀をすれば香典収入があるので、そのお金をあてにするのも1つの手です。
親戚から頂く香典は1万~5万くらい、友人などだと3000円~5000円が相場になります。
あとは、故人が国民健康保険・社会保険・国家公務員共済組合に加入していた場合、葬祭費や埋葬料として自治体や組合から数万円がもらえます。
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まとめ
葬儀費用を分割(ローン)にする方法は、葬儀社・銀行・消費者金融の3つあり、それぞれのメリットとデメリットはこのようになっています。
葬儀社 | 銀行 | 消費者金融 | |
金利 | 10%前後 | 5%前後 | 高いと18% |
審査 | 通りやすい | 通りにくい | 通りやすい |
融資スピード | 数時間~ | 数週間 | 数時間~ |
借りやすさの点から行くと葬儀社の分割を利用するのがおすすめです。
金利は銀行に比べると若干高いですが、審査の通りやすさや融資までのスピードが速く、葬儀社に申し込むだけなので手続きも簡単です。
金利を抑えたいなら早めに銀行に相談し、ダメなら葬儀社の分割を考えるのがいいでしょう。
ただ、大手の葬儀社でないと分割(ローン)を扱っていないことも多いので、その場合は全国に対応した格安葬儀社(ネット葬儀社)を検討してみてください。
格安葬儀社なら支払い方法が豊富ですし葬儀費用も抑えられます。
代表的な格安葬儀社だと「小さなお葬式」と「よりそうのお葬式」が有名です。資料請求すると支払い方法や利用方法が載ったパンフレットが届きます。
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