「一日葬ってどれくらいの人が利用しているの?」
「親族やご近所から非難されたりしない?」
「一日葬を利用した人の感想はどうなの?」
これらの疑問について、ここでは一日葬の割合や評判、周囲から非難される恐れがあるのかについて詳しくまとめました。
一日葬にするか悩んでいる人は是非参考にしてみてください。
目次
一日葬の割合について
一日葬の割合は全国だと約4%、都内の葬儀社だと約40%も利用されていたりします。
参考サイト:「第3回お葬式に関する全国調査」「エンディングデータバンク」
現状だと2日間行う一般葬や家族葬の割合が多いですが、最近は一日葬プランを用意する葬儀社が増え、徐々に利用者が増えてきました。
特に都心部ですと簡素な葬儀をする傾向が強く、一日葬プランに力を入れてる葬儀社だと半数以上が一日葬という所もあります。
地域によって割合がことなりますが、「しきたり」を重視する地域では利用率が低く、都心部だと一日葬の割合が多いです。
一日葬が増えている理由
①お葬式に対する考え方が変わった
昔だとたくさんの人を呼び豪華なお葬式にするのが一般的でしたが、今は「自分の葬儀は簡素にしてほしい」と言う方が増えてきました。
宗教的儀式にこだわる人が少なくなり、お経や戒名も不要で家族だけに見送って欲しいという人も多いです。
そのため、2日間行うお葬式ではなく、簡素化された一日葬や直葬などを選ばれる人が多くなっています。
②高齢者が増え参列者が減った
最近のお葬式ですとお通夜には一般の方と親戚が参列し、告別式は親戚のみで行うことが多くなりました。
一般の方のためにお通夜をしても、故人が高齢ですと交友関係が少なく参列者がほとんどいないということもあります。
また、親戚の方が高齢者ばかりですと、2日間の葬儀に参列する体力がなく1日だけ参列される方も多いので、一日葬の需要が増えています。
③仕事の影響で休めない
仕事が忙しく2日間も休めないという方が一日葬を選ばれたりします。
一日葬は午前中から始まり15時前後には終了するため、終わってから仕事へ行くことも難しくありません。
④費用をできるだけ抑えたい
一日葬はお通夜を省く葬儀ですので、式場費や人件費・飲食費を抑えることができます。
ただ、葬儀日程が半分になるからといって費用が半分になるわけではありません。
葬儀社によっては前日から準備することもあり、その場合は2日分の式場費と人件費が必要です。
大幅に安くなるわけではありませんが、通夜をしなければ通夜振る舞い(飲食費)が節約できるため、仮にお通夜に30人いらした場合だと15万くらいの費用は抑えられます。
一日葬の費用については、こちらの記事を参考にしてください↓
通夜をしない一日葬は非常識なのか
通夜をしないからと言って非常識ではありません。
本来のお通夜とはお寺さんが枕経をあげに来て、遺族や親戚で故人を囲み夜通し線香やロウソクの火を絶やさないのがお通夜でした。
そして翌日の告別式に友人や知人などが参列していたのですが、高度経済成長時代を経て多くの人がサラリーマンなどの職に就き、平日に行われる告別式には参列できないことから夕方から2~3時間行われる半通夜が行われるようになりました。
今行われているお通夜(半通夜)は1950年代までは行われていなかったので、一般の方の参列が少ないのでしたら翌日の告別式に来ていただき、お通夜は遺族や親戚だけ集まって故人を語り合う集まりにしても構いません。
一日葬をした人の評判や感想について
母の葬儀は一日葬で済ましたが、余計なコストを削減出来たメリットが大きい。
参考:ツイッター
一日葬は家族の負担も少なくてとても良かった。料金を抑えても他の葬儀と遜色なくできた。
参考:葬儀の口コミ
通夜式を行わない一日葬でお願いしました。通夜は家族だけで故人の想い出を語り合いながら、ゆっくり過ごすことができよかったと思います。
参考:イオンのお葬式
1日だけの葬儀だったのですが、お坊さんも呼ばず創作フレンチのような美味しい料理を囲み、昔懐かしの写真などをでっかいスクリーンで見たりとても素敵な時間が流れました。
参考:知恵袋
一日葬をした人の感想を調べると、費用が抑えられ故人とゆっくり過ごせたという声が多かったです。
ただ、菩提寺がある場合は供養を断られたり親戚から反対される可能性もあるため、事前に了承は得ておきましょう。
その他にも注意したい点があるので、詳しくはこちらの記事を参考にしてください↓
まとめ
一日葬を利用する割合は全国だと4%、都心ですと葬儀社によっては半数近く利用されています。
一日葬だからといって非常識なわけではありませんが、親戚や菩提寺の許可を得てから行わないとトラブルになる可能性があることだけ覚えておいてください。
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