「訳あって菩提寺以外でのお寺で法要したいけど大丈夫なのか?」
色々な問題はありますが、菩提寺以外で法要を行っても大丈夫ではあります。
ただ、納骨をどうするかによっても変わってくるので、その辺の注意点や実際に菩提寺がありながら他のお寺で法要をした私の体験談もご紹介いたします。
菩提寺以外のお寺で法要をする問題点
菩提寺にあるお墓に納骨できなくなる
菩提寺ではお葬式や法要を行った人でないと基本的に納骨は拒否されます。
菩提寺が遠く住職が高齢で移動が困難な場合はお葬式の読経を他の方にしてもらっても平気な場合がありますが、基本は檀家となっているお寺の住職を呼んで儀式を行わないと納骨させてくれません。
菩提寺のお墓に納骨を考えているのでしたら、49日の法要を他のお寺でやるのはやめておきましょう。
親戚から非難される恐れがある
菩提寺があるのにも関わらず他のお寺で法要を行うと親戚から文句を言われる可能性もあります。
親戚の中にしきたりを重んじる方がいるとトラブルになりやすいので、親戚の了承を得てから行うようにしてください。
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菩提寺ではないお寺で法要した体験談
わたしの父が亡くなった時に菩提寺ではないお寺で49日の法要や一周忌の法要を行いました。
なぜ他のお寺で法要を行ったのかと言うと、まず菩提寺が遠く今後お付き合いする気がなかったからです。
今は父の兄が檀家となっており、いずれは私が後を継ぐ予定だったのですが、住んでる場所から遠くお墓を見ていけないため墓じまいしようかと考えていました。
お墓を継ぐとなると毎年の管理料が2万程かかりますし、お寺の修理をする場合にも請求が来るので、それならお墓を無くし永代供養にしてしまおうと思い、菩提寺には叔父から説明してもらい違うお寺で法事を行いました。
わたしのように菩提寺に納骨する気がないのでしたら他のお寺で法要してもかまいませんが、昔からあるお墓に納骨を考えているなら菩提寺であるお寺で法要を行ってください。
ちなみに父の49日と一周忌は他のお寺で行い、後は永代供養する場所だけ探すだけだったのですが、ここで叔父から「やはり菩提寺に納骨した方がいいのではないか?」と相談されることに。
叔父からするとお墓を継いでほしいらしく菩提寺からも納骨して構わない(多分檀家離れを防ぎたかった)と言われたので、最終的に菩提寺のお墓に父の遺骨を納骨することになりました。
本来ならお葬式の読経も戒名も付けていない、法要も他のお寺で行ってる遺骨は納骨などさせてくれないのですが、お寺によっては基準が緩かったりする場合もあります。
まとめ
基本的には菩提寺であるお寺で法要を行うのがマナーですが、先祖代々のお墓に納骨を考えていないなら他で法要してもかまいません。
ただし、親戚から非難されることもあるので事前に了承は得ておきましょう。
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